世界的なスーパーフードへの関心の高まりで雑穀の植物栄養素の機能性が注目され、大学での研究が進んでいます。
日本大学生物資源科学部では、在来の食物資源は地域の生態系を乱さず、その土地の農地を荒廃させません。そのため、その土地にあった雑穀を栽培する研究を推進しています。
日本だけでなく、広くアフリカなどの開発途上国でも穀物の栽培指導を進めています。
信州大学では雑穀に紫色レーザーを当て、鮮度や成分を一粒一粒判別する装置を開発し、毎分400粒を5ランクに選別、いい種子を残しながらより高機能な雑穀づくりの研究を進めています。
秋田県も雑穀の品質改善、普及に取り組んでいますが岩手県の雑穀遺伝資源センターでは約300種類の種子を保存し21世紀のスーパーフードづくりを目指しています。
21世紀は植物栄養素の時代といわれますが、古代人の先見性には驚きます。