あわ、ひえ、きびなどの小粒の穀物にも名前がありますが、まとめて“雑穀”と呼ばれるのもちょっと無念かもしれません。
雑穀たちが栄養学の発展とともに“スーパーフード”と呼ばれるように“雑穀のブランド化”が始まっています。
市場がグローバルになった現代で物の“ブランド化”は大切な戦略となっています。
例えば山形産の西洋梨「ラ・フランス」は、フランスが原産地で本場フランスの名称は発見者の名前「クロード・ブランシュ」ですが今では絶滅して生産されていませんので日本独自のブランドとなっています。ぶどうの王様“巨峰やピオ”が今では“シャインマスカット”が人気ブランドとして流通し品種改良した種が国外に流出するトラブルになっています。今、雑穀でも育成しやすく大粒で美味しい品種への改良が進み、あわでは「ゆきこがね」ひえでは「ひめこがね」などのブランドで人気となっています。