お弁当や作り置きなど、冷めても美味しく食べたいときに頼りになるのがマヨネーズです。卵焼きやハンバーグを作る際に少量のマヨネーズを入れて焼くと冷めてもふわっと仕上げることができます。
では、なぜマヨネーズを使った料理は冷めても美味しいのでしょうか?その理由には、マヨネーズの持つ「乳化」の力が関係しています。
マヨネーズは酢・油・卵から作る調味料ですが、本来は混ざり合わない水分(酢)と油を、卵黄に含まれるレシチンという物質の作用によって乳化させることで均一に混ざり合います。 乳化によって油が極小の粒子として均一に分散している状態になるため、例えばチャーハンを炒める際にマヨネーズを使うと、この油の粒子がお米1粒1粒の表面をコーティングしてくれ、余計な油を含まずパラっと仕上げてくれます。
また、前述した卵焼きやハンバーグを作る際にもこの油の粒子が大活躍。マヨネーズを食材へ加えることによって、お肉や卵のタンパク質の加熱による結合を穏やかにしてくれるため、冷めても固くならずふわっと仕上がるのです。
調味料としてだけでなく、料理のクオリティを一段上げるための格上げアイテムとしてもぜひマヨネーズを活用してみてください。