食品の機能性表示とともに「農作物」に対する期待も高まっています。
生活習慣病や認知症の予防に役立つ農作物の研究、開発に農林水産省が本腰を入れ始めているからです。
米やじゃがいも、みかんや緑茶などが研究の対象として選ばれ、それらの農作物に含まれる植物栄養素、βカロテンやβクリプトキサンチン、βグルカン、アントシアニンやカテキンなどのポリフェノール類、ビタミンB2、アミローズなど高機能栄養素の研究が進められています。でも最も注目されている農作物は雑穀の栄養素です。
キアヌやアマランサス、あわ、ひえ、きび、赤米、黒米、そばや押し麦などの多くに含まれるポリフェノールやカリウム、必須アミノ酸バランスなどの成分が高機能栄養素として世界的に注目されているのです。雑穀は健康自立に欠かせない食材となっています。